我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

規矩

き‐く 【規×矩】

1 コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。
2 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。
3 「規矩術」の略。
(『デジタル大辞林』より)


日曜稽古会のお題は、扶按試力・勾圭試力、そしてそれらを題材にして体軸について。


体軸の認識とは、身体の内外に規矩を作ること。


軸の認識が出来、実技面で運用できるようにならないと、相手の前に安心して立つことは出来ない。


相手と自分の関係がわからないのに、自信を持って相手の前に立てるわけがない。

自分の身体に規矩が備わり、相手がそれを持っていなければ、打ちまくることが出来る。


地味で分かりにくい稽古かも知れませんが、やり込めば報われることは請合います。


稽古の積み上げは、決してあなたを裏切りません(笑)。