我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

餅つき

今年は冬休みをたっぷり頂いている。12月23日(木)から1月4日までの13日間、仕事を忘れて武術とグルメと犬に時間を注ぐ。

午前中の独り稽古を終えて、ストレッチをして「すし晴」さんで昼食。そしてアフターヌーンティーへ。

新規開拓を思いつき、家内とアタマを捻る。先日知人より頂いた美味しいお菓子を思い出して結城の 「ARTIZAN PATISSIER ITABASHI (アルチザン・パティシエ・イタバシ」に向かう。

到着してびっくり。凄く素敵な外観だ。

デザートの盛り合わせと珈琲を注文。期待通りの内容にニンマリ。

美味しいスイーツと珈琲を頂いて上機嫌で帰ろうとしていたら、オーナーさんが臼と杵を横に置くではないか。

もしや、お餅つきですか?

「ええ。よろしかったら搗いていきませんか?」

餅つきと聞いたら黙って居られないワタシ、絶妙のタイミングで臼と杵を出されて水を向けられたら、断るなんてあり得ない。一も二も無く杵を握り捏ねるところからお手伝い。

小5の時から20代後半までは毎年、実家で餅を搗いて居たオイラ、餅つきは「腕貸し」も含めて結構場数を踏んで居る。そんなわけで是非にと頼まれれば、何臼でもバッチコイである。

良い具合に搗いていると、見物人が集まって来たので杵を交代。搗き終わるとオーナーさんが厨房でお振舞い用にちぎってくれる。

美味しゅうございました。

オーナー夫人によれば、年に一度かならずやるのだとか。今年は今日がその日だったというわけ。初めて立ち寄ったお店でそんな日に巡り合うとは幸先良いね。

・・・そう言えば、昨年・一昨年は年末に餅をつかなかったな。二年連続で脚の故障に悩まされたのも、それが原因じゃないか?

やっぱり年末は餅を搗くべきだな。俺の帰りを待ち構えていたかのように臼と杵が出て来たからね。

きっちり餅つきやったから、2011年は、きっと良い年になるでしょう。

出来れば、来年はうちの道場でも餅つきをやりたいな。

実家の臼と杵は、だいぶ年季が入っているけれど、使えそうなら帰省時にお持ち帰りしようかな??