我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

エンダン - その1


後輩のK君から聞いたのだが、彼の母校の大学応援団は一様にチアリーダと団員(♂)が付き合うのだという。そういうこともあるだろうが、俺に言わせりゃだせぇ!の一言である。

職場結婚と一緒じゃんと言えば言えなくもない。私の見聞する限りでも同じ運動部同士のカップルは結構いる。応援団員に関してはチョットちがうんじゃないか?まぁちょっと聞いてくれ。

私は学生時代から応援団員を尊敬していた。団員ではなかった私が言うのもヘンかも知れないが、“エンダン”の真髄とは、自己犠牲の精神に他ならない。

自分の栄光のためでは無く、母校の運動部員の士気を高揚するために運動部員並みの猛練習を積み、先輩の理不尽とも思えるシゴキに耐える。なかなか出来ることでは無い。

たかが応援、と考えている奴は以降を読まんと、他のサイトにでも行ってくれ。

本当の応援っちゅうのは自分の全てを懸けて想いを届けることだ。母校を代表して戦う戦士の心に響き、土壇場のしのぎ合いで持てる力を120%引き出す応援っていうのはそういうもんだ。試合終了後の飲み会しか考えていないカトンボみてぇな連中がその場の勢いでキィキィ喚いたってだな、戦う男の魂に響くってぇの!

戦うものだって、自分のためだけだったら土壇場で辛くなりゃ心が折れるもんだ。折れそうな時に踏みとどまって奮い立つような力を与えるのが真の応援だ。戦士に真の応援が出来るのは、戦士とおなじ熱い魂を持った男しかいない。

いうなれば魁!!男塾』の大鐘音のエールこそが真の応援だの。おゆとり大学応援団の諸君!大鐘音のエールを切れるくらいのホンマモンの男になって見せろよ!

(つづく)