我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

飲み会

ここ最近1年くらいは、仕事関係の飲み会になるべく顔を出すようにして居る。もちろん、支部の稽古がある水曜日には予定は入れないようにしているが、今までそれほど積極的に出なかったので、たまにはお付き合いすることにした次第。

支部でも懇親会をときどきやるが、稽古中に出来ない色々な話をお伝えし易いので、やはり出来るだけ参加して頂いた方がありがたい。

で、仕事関係の飲み会でも、酒が入ると本性が出るのか、色々と言いたいことを言い出す方がずいぶんといらっしゃるのには驚かされる。俺に言わせれば、飲めなきゃ言いたいことも言えないってのは随分と情けない話なんですけどね。

言うならしらふの時(=仕事の時)に言えば良いのにね。

飲み会に出ると、色々な裏の話も入ってくる。まぁこれは武術関係の飲み会でも一緒か。上層部の意向だとか、それに対する批判だとか、誰と誰が付き合っているとか、感心するくらい色々出る。

仕事の話も出る。自分の売り込みも始まる。ああでもない、こうでもない、と議論百出してブレーンストーミングになるから、批判や悪口はともかく、コミュニケーションの場になることは事実だ。

サラリーマンは一人では仕事が出来ないし、してはならない、とはよく言われることである。真実であると、私も感じる。1人で仕事は出来ないし、点数が付く仕事をしないと出世にもかかわるから、上司が参加する飲み会やゴルフの場でも積極的に自分を売り込む方もいらっしゃる。

それも悪いことでは無いだろう。私はあまりやらないが。

誤解無きように言えば、私は師と仰ぐ人やお世話になった方に誠意を表わすことは行うし、そう言う方とは積極的に同席させていただく主義だ。しかし、魂の部分で響き合えない人と長時間過ごすのは苦痛であるから、上司に対する売り込みはしない、というだけだ。

上司は尊敬できなくとも、尊重はする。学ぶべきところは学ばせて頂く。そういう淡白なスタンスで私はお付き合いさせて頂いている。

そんな私は“よくワカラナイ奴”であるらしい。それは今日の飲み会で初めて分かった。なるほどね。どこがよくワカラナイと思われる原因なのか、よく観察させていただこう。

しかし、こう言う気遣いは疲れるね。正当化とこじ付けで取り繕うのは、俺、苦手なんだよね。

例えば何かミスしても「おい島村!ダメじゃねぇか!」「失礼しました!!」「バカヤロー、腕立て100回だ、このヤロー」「ハイ!腕立て行きます!」っていうようなシンプルですっきりした関係が良いよな。

今更レスキュー隊員へ転身でもないし(そもそも消防署員ですらない)、俺が自分で起業して、男気の社風を掲げるしかないかな〜。

さて、飲み会が目白押しの季節になりますね。ウーロン茶でテンションあげて男道でも説くかの。