我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

南洲翁遺訓

占領軍によって流布された腐れ民主主義に毒された魂を浄化するために、折に触れ我々の先人を取り上げた記事や書物、あるいはその遺訓などを読みます。

江戸開城にあたり、山岡鉄舟先生と対峙された西郷隆盛先生のことが気になり、『南洲翁遺訓』を読んでみました。四十一カ条全て、心に響く“深イイ”お話ですが、その第三カ条を以下に紹介します。
=========================================================================<<原文>>
“政(まつりごと)の大体は、文を興し、武を振ひ、農を励ますの三つに在り。其他百般の事務は、皆此の三つの物を助るの具也。此の三つの物の中に於て、時に従ひ勢に因り、施行先後の順序は有れど、此の三つの物を後にして、他を先にするは更に無し。”<<現代語訳 敬天愛人フォーラム21HPよ>>
政治の根本は国民の教育を高め充実して、国の自衛の為に軍備を整理強化し、食料の自給率、安定の為、農業を奨励するという三つである。その他の色々の事業は、皆この三つ政策を助ける為の手段である。この三つの物の中で、時の成り行きによってどれを先にし、どれを後にするかの順序はあろうが、この三つの政策を後回しにして、他の政策を先にするというようなことがあっては決してならない。
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政治ってのはつまる処、この精神でしょ。列強が牙をむいて噛み合っていた時代に、日本を第一級の国家に押し上げたのは、“武”あってこそですし、今後も決してそれは変わらないでしょう。

“武”を背景に据えてこそ、凛として毅然とふるまう事が出来るのです。「チェ〜ンジ」とか「友愛」とかで変わるわけないでしょ。子供より大人が弱かったら、駄々っ子を抑えられるの?

駄々っ子と一緒になって教科書作りたい人まで居るんだから、何をかいわんや、もう本当に世も末ですよ。

そろそろ、目を覚ましましょうよ。


【追記】
小島さん、おつかれ。更新があって安心したよ。
此方のお話は、“取り敢えず”レベルですが“礼を通して”対応をされるということで、22日の日記も無難なバージョンに書き換えました。終わったら仲良く、ってのは大事だね♪