我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

ひじ

まい・えるぼう


行きつけのフジ接骨院で治療を受けていると、時々先生に質問されます。どうやら、少しだけ私の身体(というか身体づくり?)に興味があるようです。

今日の質問は肘の形について。「随分と尖っていますけど、それは空手の鍛練で成ったのですか?」と聞かれました。これは子供の時からです。たしかに昔は肘打ちが得意技でした。

“野外演習”では肘打ちをしょっちゅう使っていて、当然、稽古も比重を置いて居ました。でも、相手へのダメージが大きすぎて危ないので、使うのも稽古もやめにしました。

そんなわけで肘打ちの稽古をやめてからだいぶ経ちますが、気付いたら肩廻りの柔軟性が衰えて居ました。日常生活には何の支障もないですし、太気拳の練(ねり)のおかげで普通の人以上には動きますが、自分的にはやや悲しいものがあります。

肘の使い方(単に肘打ち、ということではなく)で接近戦の強さは左右されるので、これからは肘打ちを含めた総合的な稽古で磨きをかけて行こうと思います。

いざ刀を抜いたら錆びて居たというのでは武術家として末代までの恥ですので(笑)。

もちろん、危険防止のために対人稽古では多用しない、もしくは当て止めにしますので、小山の塾生の皆さん、私との稽古を嫌がらないでね♪