我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

風を感じて

蟷螂拳マスター


最近のお天気、ナニが何だかよー分からん状態ですね。雨の降り方が、スコールそのものですからね。日本も段々と東南アジアの気候になってきた感があります。

先週からの雨がきっかけで、季節は秋に傾いて来ているのが分かります。今年の夏も暑かったですが、それでも昨年と比べると随分楽です。もう一度くらい残暑がやって来て気温が上がるそうですが、ホントですかね。

タクシーの運転手さんが「これで秋になっちゃったら、お米は実らねぇべよ!」と、期待も込めて残暑到来を語っていました。私も、同感です。

拙宅の玄関を出ると目の前に田んぼが広がるようなところですので、何だかお天気と(他人様のものとは言え)作物の出来が気になって仕方ない私です。

天候のせいで部屋でやることも多い朝の立禅ですが、外で出来るときは、秋風を感じながら愉しんでおります。本当に気持ちが良いですよ。

外で稽古していると、季節毎の空気の肌触りや匂いの違いがホントに良く分かります。

写真はお盆中の8月15日のものです。立禅の最中に背骨の経絡に沿って、ごそごそと違和感を感じて、ついにクンダリーニが覚醒したかと思いきや、小さな小さな“蟷螂拳マスター”様でございました。

朝の風に秋の到来を感じながら、今朝“立禅マラソン”の第二順目を終了しました。

恵みの秋、太気拳の稽古も実り多からんことを祈り、天地に感謝、生命に感謝、周囲の皆様に感謝、の日々であります。