我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

稽古会(2/11)

雪の中の福


朝、Mさん宅にて愛犬・福(ふく)の世話をする。相変わらず愛想を振りまき、我が家全員の心を鷲摑みにする福。

まだ福と我々は“別居中”なので、福にとっては遊んでくれる人たちという意識しかないかも知れないが、何しろ可愛い。

帰宅後立禅を組み、準備をして稽古場へ。

本来は昨日稽古があるはずだったが、「ヤムコトヲ得ザル事由」により稽古日変更となったため、各位の都合がつかず参加者はF氏一名のみ。

早速、準備運動を済ませて禅を組み、揺を行って稽古に入る。

参加者が一人だけの場合は、その人の進度だけを考えて稽古をする。まずは揺(ゆり)にじっくり取り組む。初めは定歩で、続いて走歩で行う。

揺は太気拳では重要な稽古で、澤井先生も暇さえあれば走歩での揺を稽古されていたとか。私にとっても、揺は徹底的に稽古する科目。

走歩で身体を寄せる際の体重移動と体軸の変化が打拳に繋がることを解説し、打法にどう反映されるかについても体験してもらう。

続いて正拳の直突き、崩拳と炮拳(両方とも“ほうけん”)を稽古。力の出し方、踏み込み、変化を繰り返し練習し、掌打ミット打ち。小休止の後、這(はい)をやって3時間弱の稽古が終了。

和風喫茶音楽館に移動。最近はやや食べ過ぎなので反省し、昼食は軽めに済ませました。

さて、昨年4月1日にスタートした太気拳至誠塾小山支部ですが、振り返ればもう少しで一周年。支部塾生も順調に実力をつけて来ていますので、私としても楽しみです。