我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

2008年小山支部初稽古

本日は、2008年の稽古始。都合によりZ君とY君が欠席したものの、体験入門の方が二人参加頂き、私を含めて5人での稽古となった。

さて稽古は、初体験の方が居る事も踏まえて、今年の至誠塾の標語である「立禅ゼロの日を無くす」について話し、立禅についての解説でスタート。

立禅については色々な先生方が語られているが、最初は基本的なことさえ守れば、そう細部に拘る事はない。とは言え、この立禅によって心身の能力を最大限に引出す事がキモであるゆえ、若干時間をかけて解説する。

その後、揺、腕回し、掌打、ミット打ち、と続けて最後は這(はい)で終了。

参加された塾生(&体験)の皆さん、細部の解説については、折に触れ思い出した時に、「こんなことも言っていたのぅ」というくらいのスタンスで接してみて、まずは感じてみて下さい。

“知る”ことより“感得する”ことの方が大事です。身体のことは、腑に落ちたことだけしか身に付きませんので。

体験のお二人は、私とほぼ同年代。地に足が着いた礼儀正しい人たちでほっとひと安心。余談ですが、武道の稽古はスーパーでお惣菜買うのとは違って、金出すから教えろ、という態度の人間や、知識だけ振り回す人には、無理です。

稽古後、体験の方を交えてファミレスで軽く新年会。体験入門のお二人の経験談なども出て、こちらも勉強になることが多い。

話を聞いていて、太気拳に色々な期待をお持ちであることが伺える。自分の動きに一層磨きをかけないとイカンと、改めて痛感する。

2008年、幸先の良いスタートです。自分の環境と、それを与えてくれている神様(?)に感謝です