我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

水曜稽古会(二回目)

太気拳の水曜稽古会を終えて塾生と飯を食って帰宅した。

今日は独立椿(=片足禅)の解説からスタート。初めての片足禅に、二人とも大苦戦していたようだ。

結構シビアに形を取ってもらったが、あまりにきつそうなので「最初は足を上げてそれらしい形が取れればいいよ」と救済措置を。取りあえず、本気でキメたら結構きついし、色々な要素が含まれる、ということが体感できれば良い。

独立椿に含まれる色々な要素を、他の練法にフィードバックして今までとフィーリングの違いを感じてもらう。

動きの稽古は、単練は練と掌打の正面打ちを歩法付きで。対人は掌打合わせ。通常の掌打合わせ、それと横面を加えたもの、前進後退を行う。

その後、手を合わせた瞬間変化する推手組手のような手合わせを軽く行い、いつもの通り最後は推手で終了。

段々と手の利き、というものがどんなものかを知る稽古に入っていく。推手はまだまだデュエットで行うが、相手の手とぶつかった瞬間どう変化するか、については少しづつ感じ取ってもらう。

その後は推手をデュエットで行い、刃筋を修正する。推手で練った手の利きがいかに活かされるかを知れば、正しい刃筋の稽古がまず第一だと痛感するはず。

正しい刃筋の稽古が結局は組手上達の近道だ、と後で分かる。勿論、組手はやってゆくが、ウチの塾生にはまだ、もう少し待ってもらう。どうせ、忘年組手はやって頂くんで慌てずに♪11月半ばに入ったら、私が受けて“付け焼刃”の組手稽古するからね。