我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

フィジカル−その2

昨日、フィジカルのことを日誌に書いたら、自宅PCに何通か質問&ご意見メールを頂戴した。

勿論、殆どが知人の武道関係者であるが、なぜか知人の知人と言うお茶の方も混じっていたのがチト意外だ。各人に返すのは面倒なんで、削除しちゃいました。ブログ上で述べます。

まず、フィジカル云々ですが、太気拳やるためだけなら、基本的には太気拳の立禅・這・練・・・などなどをやっていれば良いかと。私も基本的には太気の稽古だけですんで、個々のご質問(フルコンには、とか合気道には)には的確に回答できないってことでご勘弁。

唯一絶対の方法なんてないしね。あったら、みんながそれやっているって。後は各人がどこまで望むか、ですね。最後は熱意と稽古量だから。

掌打合わせや推手なども対人稽古だけど、これも錬体法になるな。とにかく、太気拳には太気拳の錬体法で十分。今後、あまりに基礎体力がない方が入ってきたら、それはその時考えるよ。

まあ、体力もあるに越した事はないけど、普通に生活出来るのなら、それで良いと思いますよ。

高校までは多少筋力鍛錬やったんで、それについてはお役に立つことが出来るかも知れない。ただ、私のは武術向けの鍛錬なんで、バルクアップに関係あるかどうかは分かりまへん。

佐藤嘉道先生も『拳聖』の中で、30才までは身体の力を養う時期である、ということを書かれている(第1章 大樹になれ)。

・・・とここまで書いて、軽い怒りが。武道やっていて俺にこんなこと聞いてくるってなんなんだ?自分で考えてみたら?どうしても聞きたきゃ、自分の先生に聞けっちゅうの。返す俺も俺だけど。