我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

土地のエネルギー

カブトムシ祭り


カブトムシネタが続いて申し訳ない。昨日は早目に上がれたので、稽古しようと社宅に戻って
来た際に、大五郎(カブトムシ♂)を捕獲した椚の木に立ち寄った。

うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!カブトムシのオスが千匹単位で“鈴なり”になっているじゃねえか!虫取りが大好きだった俺もここまでの大群は見たことねえぞ!?さっそく娘に電話してデジカメで撮影、そして勿論、捕獲大作戦と相成った。

まあ、大作戦っつってもでかい奴、そして面白い色や形のをセレクトして捕るだけだ。なんの工夫もしてないんだけどな。

で、捕獲したカブトを持ち帰り、19:00〜23:00まで娘と大騒ぎ。遊び方は色々あるけど、なんつっても20匹のカブトを箱に入れて、メロンの切れ端を3切れ落として争奪戦させるのが一番面白かったな。

もう、バーゲンセールのオバハン状態。角で突き合って大騒ぎだ。基本的にこいつらクワガタみたいに相手を大怪我させないから安心だ。中にはあり付けないのが出るけど、そうすると怒り出して数匹ぶら下がったメロンごと“ちゃぶ台返し”する。えらいパワーだ。

大五郎と一昨日捕った小十郎はデカイ上に男前なんで、セレブカブトとして別格扱い。こいつらはいつも飯は十分なんで喧嘩はしない。

因みにカブトを捕まえる木だが、我々はご神木、と呼んでいる。椚のくせに随分大きくて、とても蹴り入れてクワガタ落とすなんて無理。最初の二匹(大五郎と小十郎)は別格にデカイのだが、こいつらもご神木で捕った。

この辺の土壌には異様なパワーがある感じだ。隣接する畑も、それほど肥料まいているわけではなさそうなのに、何毛作もしているし。

これだけの虫が出てくるのは、木がものすごいエネルギーを持っているからだろう。毛虫も多いから、それを食べに小鳥もやって来る。シジュウガラなどは一年で12〜13万匹の虫を食べないと生存できないとか。ってことは小鳥が来るところは虫も一杯居るってこと。トリ(鳥)シラベ会も出来る訳だ。

ことほど左様に気が満ちた土地で、毎日太気拳の稽古を出来る、というのはちょっとした贅沢かもしれない。もっとも今日は朝稽古だけで、夕稽古さぼったけどな。