我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

特濃!な週末 - その2

3キロを超える大物のタコのスミを出し、がんがん解体して下ごしらえしてくださり、もう一方で他の獲物を火にかける。とにかく、手際が鮮やか。支部塾生はもちろん、娘も家内も興味深く見守っている。

あっというまに、タコは「商品」として出せる状態にされてしまう。

で、焼き上がった海の幸を皆で遠慮なく頂く。家内のお得意メニューとなったすじ肉カレーもいい出来で好評をいただいた。小山勢は乾杯の一杯だけだが、富山のお二人はビールと発泡酒はあっという間に平らげ、ウィスキーに進む。

酒が入ると、いや、入る前から“濃い”話が、いやもう、出るわ出るわ。一見穏やかそうなKさんが何故高木先生に富山を任されているのかが良〜く分かったとは、後日のM君の談。前々から「只者じゃないよ」って言っていたんだけれどねぇ。

楽しい時が過ぎるのは早いもので、気づいたら25時近く。支部塾生を送り出し、KさんとSさんと私とで飲み直し(私はジュースだが)。

勿論話題は太気拳と武術の話ばっかり。特に「覚悟」の話は感じ入った。

詳細は端折るけれど、未熟ながらも太気拳の看板を上げたからには、「チョッカイ」出してくるヤツは何処の何様であろうとも、只では返さない、とKさんと私は意見が一致。まぁ、彼が「身内・味方」でよかったです。

もっとも、私のところで稽古してくださる人には、純粋に稽古を楽しんで頂くつもりだし、私自身純粋に稽古が好きでやっている訳で、平和に楽しく日々“お稽古”いているんですけどね、念のため。

鳥たちの夜明けのサエズリが聞こえてきたので時計見ると、5時ちょい前。さすがに練る寝る事に。澤井先生の墓参はKさんの車で出掛けます。睡眠不足による事故などあったら大変です。

8時前に起きて連動・調整力の稽古をしましたが、今年初めて朝の立禅はサボりました。澤井先生、ホンマすんません!

そうこうしている内に富山のお二人も起床されたので、トーストと珈琲の朝食を摂り、いよいよ出発です

(つづく)