我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

数稽古

新年度になったばかりとあって、本日の水曜稽古会は参加人数が少なかった。んで、たまには趣向を変えて数稽古の日にした。

もっとも、数をカウントし始めるとそれだけで満足して精度が下がることもあり得るので、ノルマではなく一定の時間一つの動きだけ丁寧に行う、という稽古を繰り返した。

立禅・揺・這・練・探手と一通り行って終了。いい汗をかいた。

普段は見本・説明⇒実技⇒見本・説明⇒・・・の繰り返しであり、これからも基本的にはこの方針であるが、まぁたまには良いかな、と。

太気拳を始めてから今日まで、稽古を完全に休んだ日は機中泊した日を除きほぼゼロであるが、色々あって一年目は稽古量はやや控え目だった。一年経過したあたりからどんどん稽古量を増やしてその後4年ほど(〜2005年)はその状態を保っていた。

今、私生活の方で忙しいのだが、何とか質量ともに2005年以前の稽古量を上回る稽古をすべくもがいている。

細切れの時間を上手く活用してゆくしかないだろう。空手を稽古していた頃にも感じたが、社会人にとっては、日常のリズムの中に稽古を組み込んでゆくのが必須である。