我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

基本の力

組手稽古


体育館の予約の都合で、本日は13:00より稽古開始(いつもは10:30〜)。月初なので小山支部塾生限定のかわら版『しもつけ武道通信Vol.7』を配布。

今月の目玉は何と言っても、至誠塾本部道場にて行われる忘年練習&忘年会。忘年練習とは、すなわち忘年組手。一年の締め括りに行われる一大イベント(?)だ。

別に組手だからイベントなのではない。塾長と数十名の塾生が見守る中、組手を各自2試合程度行うのだが、勝ち負け云々ではなく一年間の稽古の成果の発表会的な意味合いがある。これは結構なプレッシャーとなる。

小山では普段は組手一歩手前の稽古は行うが、塾生が半年程度の経験ということもあるが、自由組手はほとんど行わない。

これはまずは太気拳としての動きの質の向上を徹底したい、という高木塾長の指導方針を受けてのこと。

とは言え、組手を経験する事で立禅やら這の重要性が再認識され、動きの質が変わるきっかけとなり得るのも事実。そんな訳で忘年組手をも見据えて、今月は相対稽古・組手稽古を多めにして行く方針。

相対稽古を多くし始めて気づいたのだが、うちのM君・Y君、結構体構えがしっかりして来ている。基本重視の成果が出始めているのかも知れません。

写真は組手稽古のワンカット。コチラの攻撃も大分コントロールしているとは言え、Y君の腰の備えがだいぶ安定してきました。

忘年組手が終わったら、また基本稽古の比重を増やしてゆく予定です。来年、再来年の彼らの成長が、今から楽しみです!