我が拳客商売

拳の研究・指導を生業に据えての世渡りの中で起こる悲喜こもごもを、筆の赴くままに書き綴っております

日曜稽古会

先週金曜から風邪を引いていたが、ようやく何とか相対稽古できる程度までには、体調が戻った。

あいにくの雨。県南体育館は市の行事で取れなかったため、社宅の集会所を借りての稽古となる。

今日のテーマは「防禦の強化」。立禅・揺のあと、迎手での前蹴りの受けを徹底的に繰返す。その場での中段突き→動いての中段突き、その場蹴り→動き回っての蹴り、という風に難易度を上げる。

この蹴りに対する迎手は、手よりも身体の変化を重視するところがキモ。その辺りを繰り返し反復稽古する。

さらに杖(じょう)の先にタオルを巻いた“タンポ槍”の初登場。これで中段を突くのを捌く稽古だ。これは東京時代、日曜に現ブラジル支部長のF先輩と徹底的に繰返した稽古である。

最初は速めに突いて、目で見ては間に合わないことを知ってもらう。これはM君もY君も滅多突きとなる。タンポが付いているとは言え、結構効いたかも。

でも私がF先輩と稽古したときは“タンポ無し”だった。よく慌てて受けて掌に血豆出来たものだ。

その後、余技で杖を使っての崩しと短刀取り、そして掌打合わせをやって終了。

二人ともどんどん太気拳らしくなっている。楽しみです。