組手
今日の太気拳の稽古会は、いつもの県南体育館で13:00開始。午前は場所が取れなかったし、明日もお休みなので思い切って遅い時間にスタート。
立禅・揺・這をじっくり行い、歩法をつけての掌打、向前発力、相対稽古は掌打合わせと前捌き。今回前捌きは虚実転換をともなう応用版も取り入れる。
そしてその検証を含めて、組手を経験してもらった。
まずは彼らに対し、虚実転換と見切りを最大限に使った安全版、そして、勝機を見たら一気に攻める動きの2パターンを行う。
その後、推手と短刀取りをやって終了。
至誠塾では忘年組手などのイベントを除き、原則入門後一年間は組手をさせない。本当はウチの塾生二人には自由組手は早過ぎるのだが、あえて経験してもらった意図は、二つある。
一つはいままでの稽古した歩法や前捌きがどう活きるかを知ってもらう事。つまり、相対練習はあくまで約束稽古なので、お互いが自由攻防する中で使えるか、と言う検証には組手で見せるのが一番。
もう一つの意図は、既成概念での攻防では太気拳にならないことを知ってもらう事である。いわば、Aという技に対してはこう、という技術論ではない、ということを認識してもらうことが眼目だ。
この辺、認識してもらっただろうから、しばらくは自由組手は封印。
太気拳の組手は、あくまで太気拳の動きが練れてきた人間が検証のために行うものだから、まだしばらくは相対稽古までで良い。その方が、絶対に動きの質を向上させることが出来る。
3時間たっぷり稽古した後は、行きつけの喫茶店「音楽館」で茶話会(つっても武術与太話なんだが)。
音楽館は我々至誠塾小山支部にとって、神宮時代における「ルノアール」みたいな場所になるだろう。ちなみに、味はコチラの方が旨いぞ♪